歯科を開業する際の注意点

2018.01.05

歯科を開業する際の注意点

歯科を開業する為には、歯科医としての技術だけではなく経営者としての能力も必要です。歯科は設備があれば比較的すぐに開業することができますが、激戦区と呼ばれる地域も多いため、一定数の患者を確保できるまでには時間がかかります。マーケティング能力も大きく影響すると言って良いでしょう。本日は、歯科の開業にあたり注意すべきことをご紹介いたします。

1.立地条件をよく確認すること

歯科を開業するにあたり、最も重要なのが立地条件です。できれば人口の多い地域のアクセスが便利な駅前か、人通りの多い場所というのが理想ですが、中々そうはいかないものです。

住宅地の歯科の場合はほとんどの患者が徒歩のほか、自転車で来院することになります。駐輪スペースがない歯科は通いにくく、特に小児歯科としては成功しにくいと言われます。看板が見やすく入りやすい雰囲気の場所を選ぶことが大切です。

また、すでに地元密着型の歯科が存在する地域で開業をしても、高齢者や子供の転院させるのは難しく、新規の患者を期待するしかありません。同じ地域にライバルがいた方がやる気が出るという歯科医もいるでしょうが、歯科医というのはほぼ口コミで広がるものですので、よほど地元で影響力のある患者に恵まれる必要があります。どのような地域で、どの様な人達が住んでいるのかを良く調べてから物件を探す様にすべきです。

2.イニシャルコストを安くすること

歯科を開業する場合、イニシャルコストに関しては少しでも安くすませたいものです。歯科の開業にあたっては設備が重要になりますが、何も最先端をいく機器である必要はありません。清潔で品質や機能に問題がなく、治療をする際に最も合理的に利用ができる機械ならば、一つ前の中古でも問題ありません。

最近ではインターネット上で中古の歯科医療機器のあっせんも行われていますので、まずはどの程度の医療機器が必要なのか調べてみましょう。その後、新品で購入すべきか中古品で購入すべきかを検討の上、開業費用の削減を行っていくことが重要です。

3.運転資金を確保しておく

やはりクリニックを開業してからの収支をきちんと管理することが大切です。保守的に開業してから1年間は新規の患者の確保が難しいと思った方が良いと思います。その間の家賃や機器のメンテナンス費用、そして人件費は収益が上がっていても上がっていなくても当然に発生し続けます。

人件費に関しては最低限に留めておき、後から増やすという方法を取るべきでしょう。また、家賃や機器の維持費に関しては少なくとも半年から1年分の蓄えが必要です。運転資金として少なくとも1000万円、そして経営者の生活費も準備しておきましょう。

歯科を開業するには保健所や年金険事務所、税務署など複数の公的機関への届出も必要となります。これらについては専門のコンサルタントや会計事務所・社会保険労務士事務所に相談した方が確実です。最初の段階で躓くとその後の経営が順調に推移しなくなります。

(カテゴリ|歯科開業)

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