国内における予防歯科の現状

2018.02.27

国内における予防歯科の現状

日本はまだまだ「予防歯科」への意識が低いと言われていますが実際の現状はどうなの
でしょうか?

実は増えている、定期的な歯科健診受診者

日本歯科医師会による調査では、直近1年間に1回以上「歯科医院もしくは病院の歯科でのチェック」を受けている人は44.6%でした。

また、「学校や企業で、歯や口の中の状態をチェックしている」人は4.0%、「自治体(都道府県や市区町村)で行っている歯科健診」を受けている人は1.6%ということで、これらのいずれかの健診・健診を受けた人は全体の約半数(49.0%)にあたるということがわかりました。

(出典:「歯科医療に関する一般生活者意識調査」2016年)

また、同調査にて、現在、歯科治療を受けている人(現在、治療中)は全体の 14.1%でした。

「治療中断中」(7.1%)と「過去に治療を受けたことがある(現在は治療していない)」(75.0%)を合わせた、歯科治療経験者は合計 96.2%となりました。

歯科治療経験者の、歯科受診のきっかけとしてもっとも多かった回答は「痛み・はれ・出血があったから」(32.3%)でしたが、次に多かったのは、「定期的に通う(チェック)時期だったから」(31.9%)」と定期健診のための受診でした。

20~70 代の結果を5年前と比較すると、「痛み・はれ・出血があったから」(2011年:45.8%→2016年:32.6%)、「定期的に通う(チェック)時期だったから」(2011年:20.6%→2016年 32.0%)、「過去の治療箇所の不具合が生じたから」(2011年:30.3%→2016年 24.7%)となっています。

認知度では、「歯科疾患と全身の病気との密接な関係」(82.4%)、「歯並びやかみ合わせの悪さが歯の病気の原因となる」(88.1%)も8割を超えていますが、いずれも、「聞いたことがある程度」という人が多く、「詳しく知っている」の割合は 1~2 割にとどまっているのが現状です。

また、歯科疾患と全身の健康との関わりについてでは、「歯周病」と「低体重児出産や早産」「血糖値を下げる妨げ」「肺炎」「脳卒中」「心臓疾患」へ影響を及ぼすことについては5割以上が「全く知らない」としており、具体的に認知や理解を広げていく必要があるようです。開業準備段階においても予防歯科への取り組みご検討ください。

まとめ

1.歯科健診への意識は、国内でも少しずつ高まってきている。

2.歯科医療への関心は非常に高い一方で、詳しく知っている人は少ない。

3.歯周病と全身疾患の関係については、全く知らない人が半数以上。

(カテゴリ|歯科開業)

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