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医院開業コラム

クリニックのWeb集患・マーケティングのポイント

現在は医療機関を受診する際、事前にスマートフォンでインターネット検索することは当たり前になりつつあります。プロモーションツールは、クリニックの立地、周辺人口、診療科目などによって最適なものが変わってきますが、Webプロモーションが最も必要なツールです。多くの先生方がWebプロモーションの必要性を感じておられると思います。今回は押さえておきたいツールについて述べさせていただきます。

 

病院・クリニック選びに活用した情報源は?(回答人数:4,000人)

1位:ホームページ 77.6%

2位:ポータルサイト 63.4%

3位:友人・知人からのクチコミ 23.7%

4位:SNS 6.8%

5位:路上・電柱の看板広告 5.7%

6位:情報誌・フリーペーパー 5.0%

7位:駅・バスなどの交通広告 3.7%

8位:新聞広告・折込チラシ 3.6%

9位:テレビ・ラジオ 2.2%

10位:その他 1.9%

※出典:ドクターズ・ファイル編集部「患者のクリニック選びに関する調査」(2020年7月実施)

 

上記のように、1位・2位のWebサイトから情報を収集する人が60%以上を占めておりWebプロモーションが患者数を左右する時代になってきていることが推察されます。今から数年前の以前はクチコミが主流でしたので開業から10年以上経過しているクリニックはプロモーションをしなくても患者さんは来るという時代を経験されており、何ら対策をされていないケースも多く見受けられます。

しかし、スマートフォンが普及した現代では情報は自分で検索することが当たり前になり、行きたいクリニックをご自身で探される時代になりました。

そして検索方法の多様化が進み、同時にプロモーションの多様化、検索方法の多様化が進んでいます。以前はGoogleなどの検索エンジンが主流でしたが、Googleマップでの検索の普及が急速に増えています。また、10~20代の若者世代においては、Instagram、YouTube等の検索方法が一般的になり始めています。

現代は検索方法が多様化によりターゲットとする患者様が様々な媒体に分散していて以前のクリニックにおけるWebプロモーションは、検索エンジンに表示されるホームページのみで集患できていましたが、それだけであれば今は地図アプリやSNSだけで検索している人たちに気づいてもらうことが出来ないのです。

 

まとめ

クリニックのWebプロモーションではホームページ以外に医療系ポータルサイト、Googleビジネスプロフィール、LINE、Instagram 、YouTube、X(旧Twitter)TikTok等の多くのツールが存在します。ホームページに加えSNSを何種類も運用するには、それなりの時間と労力が必要ですので、最初に必ず押さえておくべきツールをしっかり運用し、徐々に増やしていくことをおすすめします。

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