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医院開業コラム

クリニック開業時の釣り銭準備金の目安

クリニック開業時に良く聞かれる素朴な質問に、釣り銭をいくら準備しておけば良いのか?という質問があります。

準備しておく釣り銭の額については、クリニックに寄って異なる為、一概には言えないのですが、開業時であれば、小口現金が5万円程度あれば概ね問題ないでしょう。
50,000円の小口現金をどのような金種で準備しておくかというと、

1例としては、

5000円 x 4枚 =20,000円

1000円 x 20枚 = 20,000円

500円 x 10枚 = 5,000円

100円 x 35枚 = 3,500円

50円 x 20枚 = 1,000円

10円 x 50枚=500円

といったところでしょう。

あくまでも一例として考えていただき、近日中にクリニックをご開業される方で不安な場合には、少し多めに準備しておき、しばらく日々の状況を見ながらご自身のクリニックにあった額や金種に設定変更されると良いでしょう。

但し自費診療がある場合には、1円5円も準備しておいた方が良いでしょう。

 

クリニックの受付にレジが必要なのか?

レジがあるメリットは、午前診療、午後診療の終了時や1日の締めに現金を合わせる際にレセコンの数字とレジの数字を合わせられるというメリットがあります。現金が合わなかった時にはレセコンから出る帳票とレジのレシートを突き合せれば、受け取り間違いなのか、入力間違いなのかを判断できます。

クリニックの受付にレジは特に必要ないというお考えも多いです。レジ打ち自体も慣れてないと操作が大変でというのがあります。レジは金額だけなので意味ないとも考えられます。最近新規開業が多い心療内科・精神科等では自立支援医療制度により患者様からの窓口負担金の受け取りも少ないため、レジの代わりに小さな金庫を置いておかれるところが多いです。

まとめ

これらの質問はクリニック開業前の先生や奥様、受付担当の方からよく聞かれます。
お金に関わる重要な部分ですので、しっかりルールを作りチェック・管理していくことをお勧めしています。
またレジや金庫の金額が合わない場合のルールなども明確化しておき、不正が発生しない管理体制をクリニック開業最初から築くことが大切です。

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