クリニック開業後には様々な設備トラブルが有りますが今回は自動ドアに関するトラブルについて述べたいと思います。
ケース① 動かない
多くのクリニックではタッチ式の自動ドアをご使用になられていますが、タッチしても反応が弱い、反応しないトラブルがあります。原因としてよくあることは「電池切れ」です。タッチする部分はテレビのリモコンと同じように内部に電池が入って、自動ドアのエンジンの受信部に信号を送っています。電池が消耗して信号が弱くなり、エンジンが反応しにくくなっている状態です。取扱説明書に記述はあるのですが、既存の自動ドアの場合は説明書が無い事が多い為、施工業者やメーカーを手配してきてもらったのに電池の交換だけだったと言う話をよく聞きます。反応が弱い時は一度電池を交換して確認してみましょう。
ケース② 閉まらないで開いてしまう
自動ドアが一度開いて閉まる途中で再度開いてしまう事があります。このケースはほぼ機械自体の不具合が考えられますが、たまに事故防止の為にセンサーが反応して開いてしまっている事があります。センサー部にカーテンやロールスクリーンがかかっていたり、観葉食物が揺れて反応してしまっていたりする事があります。センサー感知範囲内で動くものが無いかを確認してみましょう。また、メーカーでセンサーの感知範囲を調整する事も可能です。
ケース③ 閉まらない
自動ドアが完全に閉まらなくなるトラブルもあります。ケース②と似ていますが、閉まる途中で何かにぶつかったような音がして開いてしまう時や電源を切った後に手動でも閉まらなくなってしまう時があります。下のレール部分に異物が入ってしまっている事が考えられます。ただ、まれに開いた状態でサムターン(内側に付いている手で摘んでまわすカギです。)がまわってしまい、扉が閉まらなくなっている場合があります。自動ドアはドア下にカギが付いている事が多いのですが、開いた状態でサムターンがまわってしまうと、閉まらなくなってしまいます。問い合わせの前に一度確認してみましょう。
まとめ
一見大した事が無いように思う設備に関するトラブルですが、こういったトラブルはクリニックでは無いのが当たり前です。すぐに対処するように心がけて下さい。