兵庫県の医院開業動向情報・医師クリニック開業情報
兵庫県は但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の5つの地域からなり、兵庫県の一般診療所数は約4,980施設で、平成16年から平成26年にかけて212施設も増えています。
増減率で見た場合には4.4%の増加となります。人口10万人対診療所数は全国平均の79.1施設を上回る89.9施設となっており、充足傾向にあります。
開業は、とくに充足傾向にある神戸市周辺や阪神地区などの都市部か、医師不足が懸念されている地域を選択するかにより、経営戦略も異なってくるでしょう。
兵庫県の一般診療所数は約4,980施設、これは全国平均の約2,140施設を2倍以上になる充実度となっています。
これは人口10万人当たりの病院数に換算しても89.9施設と、全国平均(79.1施設)を大幅に上回っています。
実際に弊社で開業支援の際には、診療圏内において実地での競合医院患者数調査をおこなっていますが、簡易診療圏調査の推定患者数に比べ、各競合医院は盛業されているケースが多くみられるのも特徴です。
診療圏内に競合医院が多すぎるので、この場所での開業はリスクと思われていても実際は大変御盛業されているクリニックが多くあります。また、これからも開業の需要は衰えないと予想されています。都市部を中心に一般診療所の開業も積極的に行われておりますが、女性医師の開業が増えていることも特徴です。
神戸市の医院開業・クリニック開業動向
兵庫県の県庁所在地であり、政令指定都市でもある神戸市。厚生労働省の「都道府県-指定都市-中核市別にみた医療施設数-病床数」によると、市内にある診療所の数は約1,560施設で、人口10万対診療所数は、102.3施設です。これは、県内でも多い施設数と言えます。
人口10万対診療所医師数については、102.0人です。このことから、神戸市内ではたくさんの医師が活躍しており、開業地としても人気があることがわかります。
兵庫県の南部に位置する神戸市は、日本を代表する港町として知られています。海と山に囲まれ、多数の企業が集まる商業都市としても発展しているのが神戸市の魅力です。港町ならではの美しい夜景が見られるスポットや、神戸港・ハーバーランド、有馬温泉などの観光地もあり、県内外から多くの人が訪れます。
交通の便もよく、JRや私鉄、地下鉄など複数の路線が市内を走っています。
神戸市には、約1,560施設の診療所が集まっており、県内でも充実した医療環境があります。診療所数を標榜科目ごとに見ると、一番多いのが内科で約810施設。次いで多いのが小児科と消化器内科(胃腸内科)で同数の約275施設です。最も少ないのは産科です。
医療施設数が多いため、市内で診療所を開業する際は、エリアごとの特色やニーズに合った施設を開設することが大切かと思います。
人口10万人当りの診療所医師数については、102.0人です。診療所数も医師数も多い神戸市ですが、さらなる地域医療の拡充を図るためにも、
開業医への需要があります。
神戸市は自然環境、生活環境に優れており、「住みやすい街」として有名なので、開業地として選ぶのもおすすめです。
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