今年も多くの開業支援をおこなってきましたが、どのクリニック様も開業から順調に来院患者数も増加し弊社で計画した事業計画書よりも利益確保が出来ております。
その中で特に拘った点としましては、これまでの新規開業とコロナ禍における新規開業の異なる点を重視した開業支援をおこなってきました。昨年までとは違い、より安心して受診できるクリニックで有ることを如何にわかり易く周知徹底出来ているかという点にポイントを絞り通常の開業支援以外に様々なご提案をしてきました。
患者様が受診を控える理由の1つがコロナをうつされたくないということです。余程重症でなければ感染リスクがある中で、わざわざ受診したくはありません。コロナ禍の中、多くの患者様においては、それでも受診すべきか先延ばしにすべきか、それなりに葛藤があるものです。先延ばしにしても重症化しないだろうかと何度も悩んだ末に、やはり受診をしたり、あるいはキャンセルしたりするわけです。患者様への感染防止対策がしっかりと行われていることが実感できれば、安心して通院できるはずです。
スタッフがきちんとトレーニングされているとか、より専門性の高い院長が診療されているということよりも、はるかに感染対策感染防止への取り込みをしているクリニックであり安心安全であることこそが、患者様への信頼を勝ち取ることが出来て開業後により安定した来院患者様の獲得につながるという事です。
そのため来院した患者様は勿論ですが、事前にホームページを見られて来院を迷っている患者様にもきちんと伝わるようにしたいものです。ホームページは、いまや診療所には無くてはならないものであり、写真はもちろん動画の掲載も簡単にできるようになってきています。実際に診療所を受診してみなければ感染対策感染防止への取り組みがおこなわれているのか分からないというのでは新規の来院患者様の受診は期待できません。これから新規開業をご検討中の皆様は、感染対策感染防止への取り組み有りきでのホームページ作成をすること、また既に開業目前の場合には、ホームページが今のままで本当によいのか、このタイミングでの見直しもお勧めしたいと思います。
まとめ
今回のコロナが、開業プランを見直し、再構築する大きなチャンスであり、危機に対する対策の本質はマネジメントやオペレーションの再構築です。いま一度原点に戻り、事業の見通し・計画を見直すタイミングです。