ドクターの皆様は看護師や医療事務、技師などの採用面接は初めてというが方が多いかと思います。理想的な開業に当てはまるスタッフを面接で選ぶわけですが、当然応募書類だけでは、分かりません。立派な経歴を持っているのに、面接してみると患者様の前に出せないと思われる人が面接に来ることもあります。
1.質問事項をまとめる
・・・面接を行う前に応募者への質問事項をまとめておきましょう。質問事項には、志望理由や過去の職歴で気になる点は当然入れるようにして下さい。 なぜ前職を辞めたのか、もしくは辞めようと思っているのか、求職者本人の長所や短所なども質問しておくと良いと思います。いくつかはずせないポイントがありますので開業支援のコンサルタントなどに確認されるようにして下さい。
2.採点表を作成する
・・・客観的な判断指標として採点表も作っておくと便利です。 履歴書と質問表だけではメモとしてしか残らず、後に選考で迷ったとき客観的な資料がないこととなってしまいますので評価を数値に変えて残せる採点表の作成は重要です。
3.第三者を含めた面接の実施
・・・スタッフの面接は、ドクターご自身で行うとしても、必ず家族以外の人に入ってもらうことをお勧めします。クリニック経営のためにも、客観的な患者さん目線で面接してもらうことができるからです。スタッフ面接には責任が伴うので、コンサルタントの中には単に面接の準備をするだけで、採用面接と選考はすべてドクターに判断してもらおうとする様な業者も有ります。
コンサルタントには事前に採用に同席してもらえるのか確認しておいたほうが良いと思います。また募集広告内容が十分でないと、面接した結果、とても採用できる人がいなかったということもあります。その場合は慌てず、すぐに次の採用広告を打ちましょう。
再募集も視野に早めに求人募集広告をされる方が賢明です。 新規開業における医療事務スタッフ採用は容易ですが、看護師様の採用は難しい部分が有ります。看護師さんの採用はどこでも苦労しますが、優秀なコンサルタントなら必ずいくつかの方法を持っているはずです。
まとめ
クリニック開業におけるスタッフ採用は特に重要です。予め面接を行う前に応募者への質問事項をまとめておき、スタッフ採用の基準を定めより良い人材の確保を目指しましょう。